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⚾用語集

野球 · 40語

最終確認 出典とクレジットメディアクレジット方法論

短い答え

野球は実際には誰が発明したのか

特定の一人によるものではなく、少なくともアブナー・ダブルデーではない。クーパーズタウン創世神話は1907年のミルズ委員会が薄弱な証言をもとにでっち上げたもので、1839年当時陸軍士官学校の士官候補生だったダブルデー自身は、自らの著作の中で野球について一度も言及していない。この競技はラウンダーズなどイギリスのバット・アンド・ボール競技から、タウンボールといったアメリカ独自の派生形を経て進化した。マサチューセッツ州ピッツフィールドでは1791年の時点で、町の集会所の近くでの『ベースボール』を禁じる条例がすでに制定されていた。決定的な成文化は、ニューヨークのニッカーボッカー・ベースボール・クラブによるものであり、1845年のそのルール、ファウル territory、3アウト制イニング、走者に投げつけるのではなくタッチアウトにするといった規定は、現代野球の直接の祖先として認識できる。ニッカーボッカーのメンバーであったアレクサンダー・カートライトが慣例的に個人の功績として挙げられるが、現在では歴史家たちは彼の役割もクラブ仲間たちと共有されたものだったと見ている。

なぜ野球の試合は9イニング制なのか

1845年のニッカーボッカー・ルールには決まった試合の長さがなく、どちらかが21点の『エース(得点)』を先取した時点で終了しており、通常は6イニング程度で決着していた。投球技術が向上し得点が減るにつれて試合時間が予測不能に長引くようになったため、1857年にニューヨークの16クラブによる会議がフォーマットを標準化した。1チーム9人、1試合9イニング、そして同点なら延長で決着をつけるというルールである。9という数字の選択は、より深い論理というより、ロースターの人数、9つのポジション、9イニングに由来しているようだ。この枠組みはそれ以来ほぼ手つかずで残っている。165年以上の歴史の中で構造的な変更と呼べるのは、2020年に導入された延長イニングでの二塁走者ルールと、2020-21年のパンデミック期のダブルヘッダーで採用された7イニング制の試合、後者はメジャーレベルではすでに廃止されている、の2つだけである。

なぜ野球の打撃はスポーツで最も難しい技術とされるのか

物理的な余地がほとんどないからだ。時速95マイルの速球は、リリースから本塁まで60フィート6インチをおよそ0.4秒で到達する。スイングにかかる時間を考慮すると、打者はボールが道のりの半分ほどに達した時点で振るかどうかを決断しなければならず、事実上その最終的な到達位置を予測していることになる。数ミリ秒のタイミングのずれ、あるいは4分の1インチのミートのずれが、本塁打をポップフライに変えてしまう。さらに現代の投手は、速球と同じトンネルを通ってから分かれる回転数3000rpm級の変化球を重ねてくる。結果を見ればその難しさは明らかだ。地上最高の打者たちですらおよそ70%の確率で失敗し、テッド・ウィリアムズが1941年に打率.406を記録して以来、シーズンを通じて4割を打った選手は一人もいない。2024年、平均球速94マイルの速球に対してリーグ全体の打率は約.243だった。

アメリカン・リーグとナショナル・リーグの違いは何か

構造的には、もはやほとんど何もない。ナショナル・リーグ(1876年創設)とアメリカン・リーグ(1901年にメジャー昇格)は、2000年にMLBが一元化されるまで、それぞれ独自のリーグ会長と審判団を持つ法的に別個のリーグとして運営されており、交流戦が始まったのも1997年になってからだった。有名なフィールド上の違い、1973年に採用されたア・リーグの投手に代わって打つ指名打者制度と、依然として投手が打席に立つナ・リーグ、は、2022年の労使協定でDHが全球団に義務化されたことにより終わりを迎えた。現在、両リーグは事実上カンファレンスのように機能している。それぞれ3地区に分かれた15球団ずつで構成され、オールスターゲームとワールドシリーズで対戦する。両リーグのアイデンティティは、ア・リーグの伝統的な攻撃重視の評判や古くからのライバル関係といった文化的な面で今も残っており、リーグの所属はプレーオフの組み合わせを今も左右するが、今日2試合を見比べたファンは、ルールの違いをまったく感じないだろう。

WARとは何か、なぜアナリストはそれを重視するのか

ウィンズ・アバブ・リプレースメント(WAR)は、ある選手が同じポジションでいつでも調達できるマイナーリーグの控え選手と比べて、どれだけ多くの勝利をチームにもたらしているかを推定する指標である。打撃・走塁・守備・ポジションの難易度、投手であれば失点防止能力まで、選手のあらゆる貢献を得点、さらには『1勝あたり約10得点』というよく確立された関係式を使って勝利数に変換する。その強みは比較可能性にある。WARは長打力に優れた一塁手と守備が持ち味の遊撃手を、あるいは1920年代の外野手と現代の外野手を、それぞれ自分自身のリーグの基準に照らして測定するため比較できる。目安としては、2 WARで堅実なレギュラー、5でオールスター級、8以上でMVPシーズン、通算60以上で殿堂入りの根拠となる。ベースボール・リファレンスとファングラフスでは投球と守備の計算方法が異なるなど算出方式にも違いがあるため、本格的な分析ではどのWARを指しているかを明示するのが通例である。

MLB史上、完全試合は何回あったか

24万試合超のメジャーリーグの歴史の中で24回。投手が27人の打者に対し、安打・四球・死球・失策のいずれも許さずちょうど27人全員をアウトにする偉業だ。直近は2023年6月28日、ヤンキースのドミンゴ・ヘルマンがオークランドで11-0の完全試合を達成し、3度も達成された異例の当たり年だった2012年以来の空白期間を終わらせた。最も有名なのは今も1956年ワールドシリーズ第5戦で達成されたドン・ラーセンの完全試合であり、ポストシーズン唯一の完全試合として残っている。惜しくも達成を逃したケースもそれ自体が一つのジャンルを成している。アルマンド・ガララーガは2010年、27人目の打者への判定で審判が誤審を認めるという形で完全試合を逃し、ハーベイ・ハディックスは1959年に12イニング連続完全投球を続けながら、13回に試合を落としている。三振率の上昇は完全試合をより達成しやすくするはずだが、早めの降板を前提とした先発起用のため、そもそも27個のアウトに挑む機会自体を与えられる投手が少なくなっている。

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野球は規則が特別に複雑というより、名前が異様に多い競技だ。一試合の中継でストライクゾーン、併殺、野手選択、ホールド、フレーミングが説明なしに飛び交い、その多くはルール条文ではなく記録慣例や戦術語だ。以下の40語は、見るときと成人チームに入ったときに最初にぶつかる言葉だ。

綴りはMLBと英語中継で標準の米語に合わせ、`en`欄は見出し語と一致させ、他言語への翻訳でも項目が生き残るようにした。

用語

検索されやすい用語を優先しています。

ボーク Balk
走者がいるときに走者を欺く、投手の不正動作。投球動作を始めて止める、セットで完全に静止しない、プレートに触れたまま投げる真似、などが典型。罰則は全走者一塁進塁。判断依存が強く抗議も多い。
フォアボール(四球) Base on balls
一打席でストライクゾーン外の球が四つで一塁を得る。安打ではないが、セイバーメトリクスは出塁事象としてほぼ同等に扱い、出塁率が打率を押しのける一因になった。故意四球は2017年から投球なしの申告で処理される。
打率 Batting average
安打数を打数で割った値。.300は十打数三安打。一世紀の見出し数字だったが、四球を数えず単打と本塁打を同等に扱うため、評価では出塁率と長打率にほぼ取って代わられた——中継では今も先頭に出る。
ブルペン Bullpen
救援投手が温まる区画であり、救援陣そのものでもある。先発降板後に継投し、今はイニング順よりレバレッジで投入されることが多い。ロング、左キラー、セットアップ、クローザーに役割が分かれる。成人リーグでも完投は稀で、ブルペン運用が多くの勝敗を決める。
バント Bunt
フルスイングせず、内野へ弱く当てる打撃。犠牲バントは走者を進め、ドラッグ/プッシュは安打を狙う。分析は犠牲を減らせと説く——アウトの代償が大きい——が、シフト崩しや終盤の一点製造では今も有効。
クローザー Closer
リードを守って試合を締める救援——たいていはブルペン最強球を持ち、セーブを積む。1980年代以降九回専任が硬直したが、レバレッジ論は最高のアウトが七・八回に来ることが多いと主張する。
カットオフマン Cutoff man
外野からの送球を中継する内野手——多くは一塁手・遊撃・二塁手。本塁への一投は遅く不正確になりやすく、中継の方が速く後続走者も抑えられる。成人野球では、防げる失点差を最も大きく左右する基本だ。
守備シフト Defensive shift
打者の打球分布に合わせて守備を寄せる配置——左の引っ張り打者に対し内野三人を引っ張り側に置く古典形。2016年以降急増し打率を押し下げ、MLBは2023年から制限——二塁左右に内野二人ずつ、投球時点で全員が土の上。
指名打者 Designated hitter
守備に出ず投手の代わりに打つ十人目。ア・リーグは1973年導入、ナ・リーグは2022年に追随し規則が統一。攻撃力を上げ投手の打撃怪我を減らす一方、ダブルスイッチなど監督の手札は縮んだ。
併殺(ダブルプレー) Double play
連続した一プレーでアウト二つ。古典は一塁走者ありのゴロ——遊撃または二塁手が二塁を踏んで一塁送球(6-4-3/4-6-3)。イニングと脅威を同時に終わらせ、打者には併殺打が付く。
振り逃げ Dropped third strike
捕手が三振の球を正規に捕球できなかったとき、一塁が空いているか二死なら打者は一塁へ走れる。投手の三振記録は残り、打者は生還しうる——一イニング四三振という奇妙さがここから生まれる。
防御率 Earned run average
九イニングあたりの自責点。自責点÷投球回×9。失策による失点は除外し守備からある程度切り離すが、球場サイズや守備の質は補正しない。今も投手率統計の既定。
失策 Error
公式記録員が通常の努力で取れただろうと判断したプレーを逃し、打者や走者を進めたもの。主観的で、失策だけで入った得点は自責にならない。守備範囲が広い選手ほど難しい打球に手を出し失策が増えるので、生の失策数だけでは守備を読めない。
野手選択 Fielder's choice
野手が打者ではなく先行走者を取り、打者が一塁に生きる状況。出塁しても安打にならず打数だけ増え打率が下がる。記録はFC——初心者が「明らかに出たのになぜ安打でない」と最もよく聞く項目。
ファウルポール Foul pole
外野フェンス端、ファウルライン終点の黄柱。名に反し、ポールに当たるか内側を越えた打球はフェア——本塁打。フェンス越えの際どいフェア/ファウル判定はビデオ検証の定番。
ヒットエンドラン Hit and run
投球と同時に走者がスタートし、打者は必ず打球を転がす作戦。二塁カバーで内野に穴が開き、そこを抜ければ走者が三塁へ。空振りすれば走者は盗塁死になりやすい。
死球 Hit by pitch
ゾーン外の投球が打者に当たり一塁を与える。打者は避けようとしたと認められねばならず、故意に当たるとボールのみにもなりうる。故意が疑われれば警告・退場、ベンチクリアリングにも——インサイドピッチは常に緊張を伴う。
ホールド Hold
リード状況で登板した中継ぎがリードを保ち、試合を終えずに次の投手へ渡したときに付く。セーブに近い条件だが締めくくりではない。1986年にセットアップの貢献を残すために作られ、リーグによってはホールド王もある。
インフィールドフライ Infield fly rule
一二塁(または満塁)で二死未満、内野手が普通に捕れるポップを審判が打者自動アウトにする規則。故意落球での併殺・三重殺を防ぐ装置。宣告後もボールは生き、走者は危険を承知で進める。
継承走者 Inherited runner
救援が登板した時点ですでに塁にいた走者。その走者が得点すれば自責は出した投手に付き、救援の防御率には入らない。だからブルペンを防御率だけで見ると残した走者の抑え技を逃す——継承走者失点率も見る。
打球角度(ローンチアングル) Launch angle
打球がバットを離れるときの垂直角。2015年以降Statcast追跡が広がり打撃理論の中心に。十分な打球速度があればおおよそ25〜30度が長打を最大化し、「フライボール革命」と並行して三振も増えた。
ノーヒットノーラン No-hitter
完投(または継投)で安打を一つも許さない試合。四球・失策・死球で走者が出ても安打がなければ成立。一人も出さなければ完全試合。MLBでも年間数回、どこでも稀少。
公式球 Official ball
リーグ公認の試合球。周囲約9〜9.25インチ、重量5〜5.25オンス、縫い目108。反発係数のわずかな変化がリーグ全体の本塁打を揺らし、統括団体が球を厳密に規定する理由だ。成人リーグも指定ブランドが多い。
出塁率 On-base percentage
出塁(安打・四球・死球)を打席で割った値。アウトが有限資源である野球では、アウトにならない能力が得点と強く結び——セイバーメトリクスは打率より出塁率を打者評価の第一眼にした。リーグ平均は.300台前半。
牽制球 Pickoff
投手または捕手が塁へ投げ、走者を刺すか抑えるプレー。実際のアウトは稀で、本目的はリード幅を縮めて盗塁を抑えること。MLBは2023年から打席あたりプレート離脱を二回まで制限し、三回目失敗はボーク。
ピッチクロック Pitch clock
投球間の制限タイマー。MLBは2023年導入——走者なし15秒、走者あり18秒(2024年に20秒から短縮)。投手違反はボール、打者遅延はストライク。平均試合時間は2022年3:04から2024年約2:36へ——近年の規則改正で最も成功した例。
フレーミング Pitch framing
際どい球をミットを静かに止め捕球し、審判にストライクを取らせる捕手技術。追跡データはエリートがシーズン二十点超を節約しうると示し、捕手評価の重心を盗塁阻止から捕球へ移した。自動球判定が広がればその価値の多くは消える。
マウンド Pitcher's mound
投手が投げる盛り土の円。プレート後端から本塁まで60フィート6インチ、マウンド頂は本塁より10インチ高い。1968年の極端な投手年のあと15インチから下げられた。軸足は投球動作中プレートに触れ続けねばならない。
クオリティスタート Quality start
六イニング以上・自責三点以下の先発。1985年記者ジョン・ロウが、勝敗より運に左右されない安定度指標として提案。批判は6回3自責が防御率4.50——現代基準では甘い——という点だ。
打点 Run batted in
打者の打席が得点を生んだときに付く——安打、犠牲フライ、満塁四球、ある種のアウトでも。チームメートの出塁頻度に大きく依存し純粋技能指標としては弱いが、中軸の勲章としての伝統は今も強い。
セイバーメトリクス Sabermetrics
野球の統計分析。1970年代ビル・ジェームズが命名し、2000年代初頭アスレチックスを描いた『マネーボール』で広まった。打率より出塁率、投手勝利よりWARなど、得点貢献をよりよく追う指標を好む。今や全球団に分析部門がある。
セーブ Save
定義された条件でリードを守り試合を終えた救援の記録(三点差以内で少なくとも一イニング、または同点打者圏内での登板、または最終三イニングなど)。1969年公式化以降、クローザー役そのものを生み出した——統計が戦術を変えた稀な例。
長打率 Slugging percentage
総塁打を打数で割る(単打1、二塁打2、三塁打3、本塁打4)。打率が安打の頻度なら、長打率はその安打がどれだけ遠かったか。出塁率と足すとOPS、リーグ平均長打率はだいたい.400前後。
スクイズプレー Squeeze play
三塁走者をバントで還す作戦。セーフティは打球確認後スタート、スーサイドは投球と同時に無条件スタート。スーサイドでバントを外すと走者はたいていはさみ打ち——名前の由来だ。
盗塁 Stolen base
投球の間に走者が自力で次塁へ進む。セイバーは成功率おおよそ75%未満なら得点を損なうと長く説き、2000年以降盗塁は減った——2023年の塁拡大と牽制制限で再び増え、1987年以来のMLB高水準へ。
ストライクゾーン Strike zone
本塁上、膝のくぼみから肩とベルトの中点までの仮想箱。姿勢と審判で変わる。KBOは2024年に自動球判定を全面導入、MLBは2026年にチャレンジ時のみのロボット判定を計画。
三振 Strikeout
ストライク三つで打者がアウト。空振りと見逃しは記録が分かれる(Kとꓘ)。球速上昇とフライ志向でリーグ三振率は何十年も上がり——インプレー打球が減ったことも意味する。
スイーパー Sweeper
2020年代に急速に広がった横変化主体のスライダー。回転軸が寝て横ずれが十五インチ超になることも多く、同手打者の前から逃げていく。追跡データが「良い」スライダー回転を定義し、リーグ全体が真似た——分析が生んだ球種。
タッチアップ Tag up
飛球が捕られたあと、走者が元の塁に触れ直してから進塁する。早すぎる離塁はアピールアウト。深い飛球で三塁走者が得点すれば犠牲フライ——外野の肩と走者のスタートの一騎打ち。
サヨナラ Walk-off
ホームチームが九回または延長の攻撃で決勝点を挙げ、その瞬間試合が終わること。サヨナラ本塁打・四球・安打など。敗者がそのまま「歩き去る」から来た英語表現で、遠征チームには成立しない。最終攻撃権というホームアドバンテージの構造そのものだ。

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