1957-08-04日付
F1世界選手権大会
ファンジオ優勝、3.6秒差スコア
ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェ、ドイツ会場
試合の展開
1周22.8km・コーナー170超のノルトシュライフェを22周、合計501kmのレースだった。46歳のファンジオはマセラティ250Fでポールを取り、燃料半分と柔らかいタイヤでスタートし中盤1回ピットの戦略を選んだ。計画どおり12周までに約28秒の差をつけてピットに入ったが、ホイールナットが車の下に転がり込み、ストップはほぼ1分に伸びた。復帰したときホーソンとコリンズのフェラーリは約50秒先にいた。残る10周でファンジオはラップレコードを何度も更新した。最終の9分17秒4は自身のポールより8秒以上速く、複数のコーナーで二つの車輪を草地にかけたまま通過した。最後の2周でコリンズ、次いでホーソンを抜き、3.6秒差で優勝——5つ目のタイトルを決め、通算24勝目にして最後のグランプリ勝利だった。彼はあとで、あのように走りたいとは二度と思わないと言った。
今も語られる理由
一人のドライバーの技量が機材差をひっくり返しうるという、最も有名な証拠として残っている。ファンジオの5つ目のタイトルは46年間破られず、このドライブはいまでもF1史上最高の単一パフォーマンスを挙げるとき最初に名前が出る。同時にフロントエンジン時代の最後の象徴的勝利でもあり、半年後ブエノスアイレスでミッドシップのクーパーがその時代を終わらせた。