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🏎️1958年アルゼンチングランプリ

スターリング・モス(クーパー=クライマックス) vs ルイージ・ムッソ(フェラーリ) — モス優勝、2.7秒差

1958-01-19日付
F1世界選手権開幕戦大会
モス優勝、2.7秒差スコア
アウトドロモ・オスカル・イ・フアン・ガルベス、アルゼンチン会場

試合の展開

開催決定が遅くイギリス勢の大半が不参加で、スタートはわずか10台だった。ロブ・ウォーカーのプライベイトエントリーがミッドシップのクーパーT43をスターリング・モス用に用意したが、1.96リッター・クライマックス4気筒はフェラーリ・ディーノ246の2.4リッターV6に対し出力でほぼ100馬力劣った。より大きな問題はタイヤだった。クーパーのボルトオンホイールはフェラーリのノックオフより交換に遥かに時間がかかるため、ウォーカーとモスは80周を無ピットで走り、ピットでは準備の素振りだけ見せると決めた。モスは35周前後でリードを取り、タイヤを管理しながらゴール——トレッド下のキャンバスが見えるほど摩耗していた。フェラーリのピットもその状態を見たが必ず止まるはずだと判断し、止まらないと気づいたときにはすでに遅かった。モスはムッソを2.7秒差で破り——ミッドシップ車初の選手権優勝、プライベイトエントリー初優勝、そしてクーパー初勝利だった。

今も語られる理由

F1の設計常識を覆したレースだ。3年以内に競争力のあるフロントエンジン車はグリッドから消え、エンジンをドライバーの後ろに置く配置はいまも単座席レーシングの絶対標準である。同時に小さなイギリスのガレージがイタリア大手メーカーを破りうることを示し、「ガラジスタ」と呼ばれるイギリス製コンストラクターの時代を開いた。

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